「育児本はあてにならない」→「読むのを止めた」私です。子供はあまりに個性豊かで、本に書いてある常識や通説が、我が子には当てはまらない事が多過ぎるからです。
でも、個人的にワタミ(株)創業者の渡邊美樹氏には関心があり、たまたま彼の二人の息子さんの子育て法について書いた本を見つけたので読みました。
渡邊美樹氏自身は、小学生の時に母を病気で亡くし、父の会社の倒産を経験していてハングリー精神豊かな人です。
でもお子さんは生まれながらにして「ワタミ社長の息子」。どうやって厳しい環境を作り出すか・・と言う事で、考えたのが「父と子の勉強会」を開く事でした。それは小学生から中学生まで8年間続いたそうです。その中で、父が息子達に繰り返し説いてきたのは、タイトルにもなっている「父と子の約束事五ケ条」でした。
●自分だけの大いなる人生を、勇気と希望と誇りを持ち、力強く歩き続けなさい。
一、約束を守れ、嘘はつくな
一、愚痴、陰口を言うな
一、笑顔で元気よく挨拶せよ
一、他人の喜び、悲しみを共有せよ
一、正しいと思い、決めたことは、あきらめずに最後までやり遂げよ
これは、渡邊氏の長男である将也さんが生まれる日までに、渡邊氏が考えた「人生で大切な事」なのだそうです。
簡単そうに見えて、とても難しい事が並んでいます。子供に本当の意味で分かってもらうのは難しい事ばかり。
他にも印象に残る言葉が散りばめられていました。例をあげると
◆約束は守る事が大切。日頃から、「来週までにする目標」「今日の目標」を子供に決めさせ、それを守れたかどうかを親がチェックする。
◆親が伝えたい事は、一度言って伝わらなくとも、何度でもしゃべり続ける事が大切。いつか理解できる日が必ず来る。
◆子供にとって親はパートナーである。リーダー(引っ張る者)ではない。それでは子供に拒絶されてしまい、親の伝えたい事も結局は伝わらない。
これを先に読んだパパは、「電車の中じゃなかったら泣いてたよ」と言っていたほど、素晴らしい本でした。食べる事にはきっと困らない今の世の中。でも、本当の意味で楽しく、充実した人生を送る為に、何をすべきなのか、それを見つけ出していける人になって欲しいと心から願っています。
さて、拓にはどのようにそれを教えていきますか。パパと「我が家なりの方法」について、考えなくっちゃ!!
すごい中身がぎっしりの本ですね。
私も育児書はあてにならない・・・と実感している一人です。
平均的ってなに?それにハズれたらどうなの?と疑問ばかり。
うちのみーさんは平均に入りません。
この5か条の約束事をした息子さんはどんな方なのか
とても気になりますー
スターにならなくても、大金持ちにならなくても
この5か条を守れる人になれたら素敵ですね。
その前に親の自分もなんとか頑張んないと(汗)
いや、一緒に成長すればいいのかな?
投稿情報: コバ | 2005-04-20 23:30
コバちゃん、私はみーさんの感性は面白い!と思っていますよ。人と違うのって楽しい!人と同じ・平均的ばかりじゃ、きっと普通の人になりますよね。
普通が悪い訳じゃないです。でも、違いがあることを、むしろ喜んで受け入れて、その子だけに合う道を見つけ出せばそれで良いんじゃないかなぁって・・。
息子さんのこと、気になりますよね~。この本の最後には、高校生と中学生になった二人の息子さんの生の声も入っています。とてもしっかりした考え方の持ち主に育っているみたい・・。
私もこれを読んで思ったのは、「で、自分はどうなのさっ?」って事でした。とても楽しく生きてはいますが、子育てが終わったら、その時はどうなんだろう?とか・・、最終的にはどんな目的を持って生きれば良いんだろう・・?とか。
でも、コバちゃんのおっしゃるように、子供とともにそれを学び取っていけば良いのかな!?
うん、そうしよう!ありがと、コバちゃん!!
投稿情報: Kazumi | 2005-04-20 23:48