皆さんは、テレビや雑誌などで「出産難民」と言う言葉を聞いたり、目にしたことはありませんか?今年になって、特集番組や記事など随分たくさん取り上げられていました。
出産をしたくても、産婦人科が少なくなっていて、遠くの市や町まで検診・出産の為に通わなければならない妊婦が急増しているらしいのです。
具体的には、毎年、全国で1割程度の病院で産婦人科廃止or廃業しているのだそうです。それは、出産難民と呼ばれる人が発生してもおかしくないですよね・・・。更に、今後も産婦人科医になろうとする人は減り続けるのだとか。
主な原因としては・・・
①昼夜を問わず激務が続く。
出産は時間を指定できない為、いついかなる時も呼び出される可能性がある。勤務医でさえ、3日に一回は当直をこなさねばならない。
②医療訴訟が多い。
毎年全国で6~700件起きる医療訴訟。その中の実に3割が産婦人科なのだ。実際の患者数は内科等が圧倒的に多い訳なので、割合からすると産婦人科が突出している事になる。
胎児の様子は分かりづらい為、出産に到らず死産となったり、出産時に使った促進剤が元で胎児が死亡したり低酸素状態で障害が残る等の症例が多い。
③少子化
ただでさえ「つらくて、危険が多い」とされていた産婦人科なのに、最近の少子化が更に産婦人科離れに拍車を掛けている。
「先が無い・・」と言う医師の卵の気持ちも、正直分からなくはない・・。
この現象は全国で起きているそうです。私が目にしたテレビでも、「5年後には横浜市で出産難民が1万人になる。」とか言っていたので、都会でも大変です。
実際、私の通っている玉川病院でも、「36週になった妊婦さんが今まで通っていた産婦人科の廃業で回されてきた。この週数で初診は、妊婦さんも受け入れるこちらも大変。」と看護婦さんは言っていました。
が・・・地方は更に深刻です。自分が住む町に一軒も産婦人科が無いという所などザラにあるのだそう。
私も、大分に住んでいる妹に早い段階で、産院について聞いてみました。すると、やはり、私が生まれた産院も妹が生まれた総合病院の産婦人科も既に無くなっていました。ホントにビックリです。
二人目は「助産院にしようかしら?」「母子同室は絶対条件だしぃぃぃ」「ご飯がオイシイとこが良いなぁ」「先生の考え方が自分と合う所が良いなぁ」等と、色々考えていましたが、実際には全然選ぶ幅は無く、実家から車で30分程の大分市内の曽根崎産婦人科となりました。
実は知り合いが勤めているとの事で、何週になって初診でも受け入れてくれる事になっています。
サイトを見る限り、先生の考え方も非常に共感できるところが多いので、ホッと一息。とりあえず、産むところが確定している私は幸せなのだと思います。
政府の少子化対策として、産院の充実も盛り込んで欲しいですね~。
「これじゃおちおち妊娠すらできないわ・・」と、女性が思う社会は、やっぱり困りものですよね。。。
わ~・・・横浜で1万人・・・それは困りましたね。
私の実家じゃないですか。。
でも、私も別の意味でその難民の仲間入りになるところでした。
今私の実家近辺の産婦人科(だけじゃないのかもしれないけど)は全て予約制になってるみたいです。
で、ほとんどが初診のときに出産の予約を入れているみたいで
実家から一番近い病院は私の予定月はキャンセル待ちだそうです。
幸いにしてくるまで15分くらいの病院がまだ空いていて母が予約を入れておいてくれたんで
難民回避しましたけど・・・・
これってやっぱり産院が減っているからなんでしょうかね?
投稿情報: ふゆ | 2006-05-30 22:31
少子化に拍車をかけるこの実態。
困ったものですね。
子供を産むという神秘とは裏腹に病院は経営の問題なんですよね・・・
妊娠して産む場所がなかったら・・・不安で焦って悲しいだろうなー
ちょっと前までは、kazumiさんのおっしゃるように
選び放題だった気もしますが。
みーさんが出産する頃には一体どうなっているんだろうと
心配になってきました。
投稿情報: あっこ | 2006-05-30 23:37
>ふゆさん
そうなんですって!まぁ、概算ですが、今後産婦人科医になろうとする人が少なくなるとすると、あながち間違った数字でもないのかも・・。
そして、ふゆさん家の近くの産院が予約制になっているのは、当然その影響だと思いますぅぅぅ。
急に来られても病院も受け入れられないから、早くから病院に来てくれている人を優先させるのでしょうね。その方が妊娠中の経過も分かっているから安心。医療訴訟等に持ち込まれる確率も減る訳ですもんね・・・。
いやぁ、お互い難民にならずに済んで良かったネ☆全ての妊婦さんが、安心して出産できる世の中になって欲しいわーーー!
投稿情報: Kazumi | 2006-05-31 08:57
実家に帰ってるあいだはブログどころじゃないですよね~。出産後もきっと授乳などで大変なのかなあ。さびしいなあ。早く戻ってきてくださいね。なにはともあれよいお産を!日本の妊婦・子どもをめぐる環境は本当に改善されなくちゃいけませんよね。私たち母親はがんばって声をあげていきましょうね!
投稿情報: ぐぴもな | 2006-05-31 17:04
>あっこちゃん
ほんとに、この事態はどうにかして欲しいわよね~。
我が子達の頃は・・・あまりに少子化が進んで、各産婦人科が躍起になってお客を取ろうとしているかもね・・。
問題はその産婦人科の数だよね~。劇的に減って無い事を祈ろう、お互いにね~。
投稿情報: Kazumi | 2006-06-01 23:20
>ぐぴもなさん
そぉですねー。帰省中は、ブログは完全にお休みしまっす!何しろ、それより大変で大切で、かけがえの無い瞬間がずっと続くでしょうからね~!!!
それを目をこじ開けてでも、見つめていきたいなぁと思っているところです。
おチビは、どんなタイミングで生まれてくるのかな、どんな顔してるかな、拓はどんな風におチビに接するのかな、2歳にもなる事だし田舎生活だし何か変わるかな。。。などなど!
もぉ、一生のうちでも一番大切なんじゃないかって言うくらいの数ヶ月ですよね。私にとっても、拓にとっても・・。いっぱい満喫して、また帰ってきたら怒涛の如くにブログUPしますので、気長にお付き合い下さると嬉しいです☆
少子化対策については、そうですよね、まずは私達が声を上げる事が大切なんですよね。諦めるより、まずは訴える!ですかね~!!!
投稿情報: Kazumi | 2006-06-01 23:24