最近立て続けに読んだ「食」に関する本2冊が、自分にとってはと~っても勉強になったし、家族の食を預かる主婦として、考えさせられる点が多かったので、ご紹介していきたいと思います。
まずその第一弾。パパが先に読んで勧められた1冊でした。
安部 司著 『食品の裏側 みんな大好きな食品添加物』 東洋経済
この本の著者安部司氏は、元々は食品添加物を売る会社の社員でした。とても優秀な営業マンで、どんなクズ肉でも色の悪い野菜でも添加物を駆使してオイシイ売り物に変えてしまえる程・・。「添加物の神様」と呼ばれ、業界では知られた存在でした。
しかし、ある日、彼は自宅の食卓で、自分が関わって作った味付きミートボールを娘さんが食べようとしている場面を見て、慌てて止めたそうです。
そのミートボールに使われている肉は、骨からそぎ落として味も何もなく、質の悪いクズ肉だったもの。それを彼が製造会社に大量の添加物を売り、固めてソース味でごまかして作った、言ってみれば「添加物の固まり」だったのです。
翌日、彼は会社をスパッと辞めたそうです。自分のこれまでの行動を間違いだったと反省し、それ以後、全国を飛び回り、私達一般消費者が知りえない添加物の本当の話を講演している人なのです。
私なりに気になったこの本のポイントを以下に挙げます。どうぞ参考になさって下さい。
●食品添加物の本当の害は誰にも分からない。
食品添加物を使っての人体実験は禁止されている。その為、マウスなどを使って「この位の量摂取したらガン細胞が発生するから、人体に換算するとコレくらいが禁止ラインかな?」と言う程度の基準しか設けられていないのが現状。
しかも、それは単一の添加物を摂った場合であり、様々な添加物を同時に摂取した場合の反応に付いては全く調べられていない。
(私の感想 → これってつまり、基準の範囲内で作られている食品も実はアテにならないって事ですよね~。しかも何十年も摂り続けたらどうなるのかしら・・?)
●添加物が最も使われているのは「明太子」「漬物」「練り物・ハム・ソーセージ」
◎ドロドロのタラコを白い粉を入れた水に一晩浸すと、あら不思議!プリップリのタラコに変身!・・・みたいな事が添加物を使えば簡単にできてしまう。添加物を使わずに作られた明太子など世の中にほとんど存在しない。
◎漬物は漂白剤のプールで真っ白にされた野菜に、キレイな色付けの為の着色料等が使用されている。二度の添加物のプールを経てスーパーに並んでいる。
◎ハム・ソーセージ等は、量を増やす為に水分とそれを固めるための凝固剤が2・30%も注入され作られている。原材料名に、豚肉以外に「大豆たんぱく」「乳たんぱく」などと書かれているのがそれ。
●どんな味も白い粉だけで作られる。それは麻薬のように舌を麻痺させる。
皆さんは、コーヒーフレッシュって何でできているかご存知ですか?私ももちろん知りませんでしたが、油に水を混ぜそれを乳化剤(添加物)で、白く濁らせた物なのだそう。
カップラーメンの味も、白い粉達の配合次第で、ミソ味でも醤油味でもトンコツ味でも簡単に作られる。この粉達・・・スナック菓子にも、粉末だしにも全く同じ物が使われているのだそう。
(私の感想 → つまり、子供に粉末だしを入れて作った味噌汁を作り、カップラーメンを食べさせ、スナック菓子を与えれば、全て同じ味がする訳だから、「オイシイ!」「これぞおふくろの味!」となってしまい、添加物無しの料理を「マズイ!」と思ってしまう訳です。正確には、そういう麻痺した舌になってしまう訳ですが・・。)
■で、どうするか・・?
これに関しては、私も明確な答えが出せた訳ではありません。なぜなら、今の世の中、添加物を全く摂取せずに生きる事は不可能だからです。そういう生活を目指すなら、以前CMにあったように牛や豚を飼い、魚を釣り、野菜や米・調味料まで全て自分で作らなければいけないからです。
そして、添加物から受ける恩恵が大きいのもまた事実なんですよね~。だから、いたずらに怖がるのではなく、仕方無いところは受け入れて上手に使って行く事が大切なのではないかなぁと思うんです。
で、私は「まずは基本的な知識を身に付け」「毎回良く見て選択する」事が大切なのかなぁと思います。
例えば・・・
☆原材料表示を良く見て、添加物を使っていないものをなるべく選ぶ。
☆味付きのハンバーグやミートボールは買わない。
☆特売のハム・ソーセージは買わない。
☆カットされて袋詰めされた野菜は使わない。
☆おにぎりや漬け物等、簡単に作れる物は家でなるべく作る。
☆レトルト・即席等の食品はなるべく食べない。
既に我が家ではいくつか、いつも買っていた物→無添加の物に変更しました。食パンとか、醤油とか・・。お金が掛かるのも事実です。少しずつ、人体に影響の大きそうな物から気を付けていけたら良いかなぁと・・。
あまりに気負い過ぎて無理し過ぎないように、「なるべく無添加な物をね!」と言う気持ちで、食品選びをしたいなぁと思います。
もっと詳しく知りたい方は是非是非是非読んでみられる事をお勧めします。子供の心と体の成長や、パパや自分自身の健康の為に・・。数年後・数十年後に成果がちゃーんと出ると思います♪
久しぶりにお邪魔しました。何だか怖いですね。
前に友達にコンビにでおにぎりを買うならおにぎりやさんで買ったほうがいいよと言われたことをなるべく守っていたのですが、家では結構コーンスープの粉末、ソーセージ等を使用してました。生協を取ってるのでこれからはなるべく生協から買うようにします!ありがとう♪
投稿情報: きょうこ | 2006-04-06 16:48
非常に怖いお話ですね。漂白剤のプールって・・・
分かっていても買ってしまう添加物。。。。
このことを知っているか知らないかだけでも大きな違いだと思います。
ありがとう。
全部無添加というのは大変だけど、意識を持つことが大事だよね。
最近のkazumiさんのブログ。面白いネタが豊富ですねっ
食に歯医者さん、ハーレムにおたまじゃくし!深いわ~
私はこういうお話、ハマります。また楽しみにしてます。
投稿情報: あっこ | 2006-04-06 21:40
とっても怖い怖い話で一気に読んじゃいました。
基本は、自分で作ったものが1番安全ですよね。添加物ゼロっていうのも今の世の中難しいから、できる範囲は、面倒でも出汁を取ったり、とかしたいです。ちなみに私も夫も味の素がダメで、グルタミン酸症候群。外食の中華ってほとんど使われているでしょ。たまに外れ中華に行くとものすごくて、ボーとしてしまうの。
体にいい食事心がけたいですね
投稿情報: ちはる | 2006-04-06 22:38
食育は母としてできる教育ではないかと
考えていました
お漬物やミートボールは私自身が
しょっぱいものが好きではなく 我家の食卓にも
上ったことがありません
kazumiさんのコメントを見てちょっとほっとしました
そして母からもらったこの舌に感謝しました
櫂はお野菜たっぷりのお味噌汁と納豆
魚が好きなちょっと生意気な1歳児
お嫁さんにお料理を教えられるような
お姑さんにならなくっちゃヽ(^。^)ノ
あっつ!!煙たいらしい あちゃ
投稿情報: 櫂ママ | 2006-04-06 22:48
怖いですねー。
添加物のことは妊娠してから意識しだしだましたが、
ゼロ生活をするのは難しいんですね。
生協が無添加を強調してるのがよくわかります。
家族の健康を守るのは私達ですものね。
今日は勉強になりました。ありがとうございます。
追伸
先日はお花見で偶然お隣になれて嬉しかったです。
投稿情報: rikamama | 2006-04-06 23:04
とてもためになる情報をありがとう!
さすがKazumiさん!
ついつい便利だから我が家では気にせず口にしているけど、ほんと家族のために私が気にしないといけないのですよね。
私も無理しない程度に意識するようにしよう。
ありがとう!
投稿情報: Kママ | 2006-04-06 23:24
これ私も読みましたー!!
本屋さんで(苦笑)
でも読んでいて背筋に悪寒が走りました・・・。
現代は本当に便利な方、コストのかからない方
へと流されていて、まっとうな食べ物がバカ高い
というおかしな状況ですもんね。自分にも子供
にも身体に優しい食べ物を取り入れたいなと
強く思います。
投稿情報: ショコラ | 2006-04-06 23:58
とってもためになりました~!
普段からじっくり本を読まないので、kazumiさんの記事と読むといいとこどりでわかりやすく書いてあるのですっごく助かります。
kaiは食が細く全然食べないけど、よく食べる子だったら添加物だらけのもの食べさせてたかも・・・
まずは意識改革からしていこうと思います。
投稿情報: kaiママ | 2006-04-07 08:49
>きょうこさん
お久しぶり!コメントどうもありがとう♪
そうだね~。コンビニのおにぎりには10種類以上の添加物が使用されているそうよ。
添加物の記載方法にはカラクリがあって、機能が同じ物は添加物名そのものではなく、機能名で書いて良いそうなの。
例えば、「ソルビン酸カリウム」と書かれていたら、ちょっと怖いけど、「保存料」となっていれば何となく大丈夫そうな気がしてくる。
しかも、数種類の保存料が使われていても、記載は「保存料」だけで良いと言う訳・・。
おにぎりなんて、何の加工もせずそのまま口に入る物だし良く食べる物だから、「無添加」と書かれている物を買いたいよねん♪
投稿情報: Kazumi | 2006-04-09 03:56
>あっこちゃん
確かに「知ってる」か「知らない」かって、すごく大きな違いだよね~。
今はまだ分からなくても、結果が出てからじゃ遅いかもしれないもんね!
意識を持って、できるとこからやってきたいよね~♪
投稿情報: Kazumi | 2006-04-09 03:58
>ちはるさん
おっしゃる通りです!!!自分で作るのが何より最高♪
その時に、加工品を使わなければ、添加物はほとんど摂ら無い事になります。
外食中華・・確かに、後味に微妙に残る変な味がするところってありますよね~(>_<)
添加物のプロ達は、食品になった物を食べただけで、「これにはポリリン酸Naが入りすぎてるな・・」とか分かるそうです。
そこまでとはいかないものの、添加物に舌が反応して拒絶するちはるさんご夫婦くらいになりたいですよね!子供ももちろんそうしたい!
だいちゃんは幸せ者ですね~。きっと味覚のしっかりした人に成長しますねん☆
投稿情報: Kazumi | 2006-04-09 04:04
>櫂ママさん
私達が子供の頃には、まだ野菜たっぷりのご飯食が中心だった気がしますよね~。
でも、どんどん変化してきている・・。「マヨネーズ掛けないと何も食べられない」とか、「ケチャップ大好き」な子が増えているのも食の乱れですよね~。
櫂くんのお嫁さんになる人も、しっかり味覚の分かる女性が来てくれると良いですよねん☆
そして、一緒にお料理できたら最高ですよね~!!!
投稿情報: Kazumi | 2006-04-09 04:06
>rikamamaさん
添加物は確かに怖い部分がありますよね~。何となく気持ち悪いと言うか・・。そしてまだその本当の害が誰にも分からないって言うのが更に怖い。
生協さんは、そんなに無添加の商品に力を入れているんですね!私もチェックしてみまっす☆
お花見はホントびっくりしましたよね~。rikaちゃん、いっぱい食べて偉かったですね!カワイイお腹、最高でしたぁ☆
投稿情報: Kazumi | 2006-04-09 04:09
>Kママさん
先日は、大してお話もできなかったけど、ご一緒できて良かったわ~♪
いきなり全部・・なんてそんなの絶対無理だよね~。添加物があるからこそ、食べられる物って結構いっぱいあるのよね。海産物系とかね!
その辺は、ありがたく恩恵に与るとして、なるべくその量を少なくするように心掛ければ随分違うと思うんだぁ~。
母として、できるとこから頑張りたいねん♪
投稿情報: Kazumi | 2006-04-09 04:12
>ショコラさん
おーーー、そうでしたか!?読まれたんですね~。
私も寝る前に読んでたら怖くて眠れなくなりました。速攻でお醤油とかお味噌とかチェックして買い換えましたぁ!
無添加のハムや明太子を作ろうと思ったら、ホントに大変らしいです。消費期限が異常に短くなったり・・。
最低限だけ使っていて、値段もお手頃・・みたいなものもあると思うので、選択できる目を持っていたいですよね~!
投稿情報: Kazumi | 2006-04-09 04:14
>kaiママさん
そうそう、意識を変える事がなにより大切な事だと思います。「ちょっと怖いな」と思うと、自然と手が伸びない物ですよね!
「食」に対してハッキリ好き嫌いが出てきたら、更に難しくなるかもしれませんが、家族の為にお料理頑張りたいですよね~☆
投稿情報: Kazumi | 2006-04-09 04:16