それは、先週水曜日の話。ランニングをしているとシューズから「パスッ、パスッ」と変な音が。帰宅して見ると亀裂が入りエア部分も完全に壊れていて機能していない様子。
慌てて翌日、渋谷アートスポーツ(アウトドアボックス)さんへ出掛けました。買う気満々!お金握り締めて・・(笑)
店員さんに声を掛けると「お時間があれば足を3D撮影させて頂き、合うシューズを探しましょう!」とのこと。早速撮影。結果が出るまで全部で15分くらい掛かりました。
で、出た結果がコチラ。
店員のIさんがちょっと苦笑い気味に、「えーっと、足幅がA・Bと言う事で最も狭い方になります。」とのこと。ナヌッ!Iさん、幅がAの人に会うのは私で二人目なのだそうです。なんでも、足幅と言うのはA・B・C・D・E・EE・EEE・EEEEの順に大きくなり、日本人の平均はEかEE辺りなのだそう。それからすると、Aなんていうのはものすごく狭い訳です。当然そんな幅に合わせた靴も限りなく少ない・・・。
案の定「在庫の中でお客様にオススメできそうなのは1足しかありません。とりあえず合わせてみましょう!」とのたまうではありませんか。。。「ヘッ!?何百足もありそうなのに1足だけ!」
それを試すと残念ながらサイズが合いません。そこでまた一つ衝撃が!ナント私の為に持ってこられたシューズは25cmだったのです。で、これが「小さすぎて合いませんね。25.5cmがピッタリそうですね。」とおっしゃいます。
何でも、ランニングというのは、片足で体重を支えなければいけない訳で、その際土踏まずがつぶれ足は普通に立っている時より1~1.5cm大きくなるのだとか。とすると、普通に立った時につま先に1cm程の遊びがないといけないのだそうです。
通常は23.5~24cmの私の足からすると、25.5cmがピッタリになると言う訳です。
ここでIさん、「メンズサイズを持ってきてみます!」と宣言。スリムタイプの物をいくつか試しましたが、横幅が大きすぎて足が動きすぎてダメでした。
ここでIさん、「大変申し訳ありません。今日はお売りできません。どれをお買い求めになっても絶対に足が故障したり外反母趾になったりします。来週には、ミズノからスリムタイプのシューズが出ます。それに賭けましょう!」とのこと。
ここでもう一度3D撮影の結果を見ていただくと分かるのですが、右足が少し扁平気味になっている上に、両足とも内側に傾いて立っている私の足。インソールが絶対に必要だとの事でした。
その日買えなかったのは残念でしたが、真摯な態度に本当に感激した私なのでした。
で、本日朝一に「入荷しましたよ」と連絡をもらったので、台風の雨の中再びアートスポーツさんへ。
Iさんが接客中だったので、代わりにSさんが対応してくれました。早速お目当ての本日発売ミズノウェーブライダー14スリム(W)、25.5cmを試着。はいはい、ピッタリです!インソールを入れてキュキュッと締めれば、足に密着。かかとも浮かないし足指も動かない!やった!!!
全然デザインも色も選ぶ余地は無かったけれど、幸いピンクとシルバーのラインでと~っても私好みで良かった!
このSさん、よくよくお話していたらトレイルラン(山でするランニング)をしている方で、実践の中でどうしたら良いかまでものすごくナイスなアドバイスをしてくれました。選び方から初心者のトレーニング法まで、とりあえず聞いた事をまとめてみまっす!
■どんなに安くても型落ち品は買ってはいけない。1年経てばゴムは劣化するしクッションも弱くなる。初心者こそ最新モデルを!「とりあえず格好から入らないとね~」はあながち間違いではない!!!
■ランニングシューズには大きく分けて3つのタイプがある。
①初心者向け:クッションが厚く衝撃が少ない。足を痛めないタイプ。
②中級者向け:ある程度足に筋肉が付いてきたら、クッションを少し減らしその分軽く、攻撃的に走れるタイプ。
③上級者向け:フルマラソンをなるべく速いタイムで完走したい方向け。クッションは最小。でも限りなく軽い!①と比べると100gは軽い。
もちろん今回私が買ったのは①の初心者向けモデル。
■サイズは通常の自分の靴より1~1.5cm大きい物を。履いてみて1cmは余裕のあるものを。少し大きめのサイズの方ならメンズサイズからも選べてと~っても選ぶ幅が広がります!
■足幅の狭い人が合わないシューズを履いていると、八割方外反母趾になるので要注意!
■まず最初の半年は、長時間走り続けるトレーニングを取り入れる。90分走くらいが良い。最初と最後に10分歩いても良い。
■通常のトレーニングは出るレースの半分の距離をメドにする。そうでないとレース当日に体に疲労が蓄積した状態になる。
■上り坂でダッシュ5本するのが効果的。心拍数をこれまでの限界を越えて上げるトレーニング。上げた経験が無ければ、レース当日に突然上げるのは絶対無理!
■レースは段々距離を伸ばしていくのではなく、女性なら制限時間に余裕のあるハーフやフルの方が向いているかも。5・10kmはスピードが要求されるので向き不向きがハッキリ出る。
■1年後には、体全体に、もちろん足にも筋肉が付いて大きくなってくる。もう少しシューズを選ぶ幅が広がるのでは?幅の狭さではミズノよりアディダスが上。もしアディダスがスリムサイズを出したらもっとピッタリするかも。
→現状、各メーカーともスリム・ナロー・タイトフィットなどの名前で狭い幅のシューズを出してはいるものの、せいぜいD幅の人向け。しかし、若者達の足はどんどん狭くなる傾向にあり、各メーカーともようやく幅狭シューズに着手したところ。。。今後に期待!せめて数足から色やデザインで選びたいよ~!!!!!
と言う事で、私の「世界で一つだけの靴見つけた」物語でした。これからランニングを始める方は是非、渋谷アートスポーツさんで3D撮影してもらって下さい!店員さんも皆さん、知識豊富で素晴らしかったですっ♪
こ、これは・・なかなかすごい世界ですね。私も一度その3D映像撮影してもらおうかしら。
投稿情報: いぬ | 2010-10-31 17:21
>いぬさん
はい、是非に!ウォーキングだとしても同じだと思います。
靴だけは妥協してはいけないなぁ~とつくづく思った今回の私なのでした。。。
投稿情報: Kazumi | 2010-11-01 19:02